総合病院に転職することを考えているのであれば、いくつかのメリットがあるので把握しておきましょう。総合病院の特徴は、複数の診療科目が設置されていることです。内科や外科などの一般的な診療科目だけではなく、耳鼻咽喉科や泌尿器科など、種類が多いです。そのため総合病院勤務は特定の診療科を極めたい方に向いているといえます。さらに重篤な症状の患者が治療を受ける機会が多いため、看護師としてスキルアップを目指しやすい環境です。整形外科や形成外科など、手術を伴う診療科目もあるため、オペナースを希望しているのであれば総合病院がおすすめです。また、最新の治療方法や最先端の医療機器に触れることができるのも特徴の一つです。そのほか総合病院では、数多くの医療従事者が働いています。医師や看護師だけではなく、病理検査を行う臨床検査技師や、患者のリハビリを指導する理学療法士など、専門性の高い医療従事者が在籍しています。また放射線室や臨床工学室にも、専門のスタッフが常駐している総合病院。医療のスペシャリストが集まっているため、いい刺激を受けられ、向上心が高まりやすい職場といえます。また近年では特定の診療科目に詳しい認定看護師を募集している総合病院が増えています。そのため専門的なスキルを持つ看護師は重宝され、比較的評価を受けやすいでしょう。認定看護師の資格手当を支給している総合病院は多いため、経済的なメリットにも繋がります。ただし、ガンの化学療法や感染症の管理など、認定看護師の専門分野を指定している場合があるので注意が必要です。